トレーナーの存在の重要性について、私なりの考え、トレーナーとはこうあるべきだ、と言う部分をお話ししていきます。
現役選手だった時、厳しいトレーニングが続くと、心も体も本当に悲鳴を上げる時が出てきます。
そんな時に、トレーナーさんの
「はい、あと一回!!」
の声に、どれだけ後押ししてもらったか・・・
トレーニングの知識、フォームの指摘、姿勢のサポート、体のケア・・・
どれも、とても大切です。
しかし、特に選手は、それぞれプライドも高く、言うことを中々素直に聞かない選手も多いです。
これは、全てがネガティブな意味ではないです。
人生をかけてプレーしている選手にとって、身体は財産、資本になるので、中途半端なアドバイスなどはすぐに感じ、察することが出来ます。
今の自分の体に適切なアドバイスかどうか、少しでも疑問が残る段階では、なかなか素直に従えないのが本音でもあると思います。
ですので、最終的にはやはり、そのトレーナーさんの人間的な魅力や、信頼関係があってはじめて、お互いに良い仕事が出来ると思います。
ですので、
「この人の言うことを聞いていれば、間違いない!」
と感じれば、逆にどんなに厳しいことを言われても、ついていきますし
「あと1本!」
「あと1歩!」
と言われれば、もう一歩踏み出せます。
ワークアウトのトレーナーとトレーニーの関係も、一緒だと、私は思います。
トレーニングの知識や、メニューの構築などは、必要不可欠な能力だと思いますが、
プラスα
「この人の言うことを聞いていれば結果がでる」
と思ってもらえるかが勝負!
とても大切なトレーナーの資質ではないかと思います。
これは、現役のスポーツ選手に限っての話になるかもしれませんが、私がお世話になったトレーナーの方は、体だけでなく、心、メンタルの部分も本当にきめ細かくケアしてくださってました。
怪我をした時の、メンタルコントロールや、
「気にかけてくれている」
という感覚に、どれだけ救われ、リハビリを頑張れたか・・・
信頼しているトレーナーのもとで、安心してトレーニングに打ち込める
“安心感・心地よさ”
これは、本当に素晴らしい時間です。
一人だったら妥協していたところを、トレーナーが
「はいあと一本!」
「最後まで!」
などと声をかけてくれたおかげで、最後の1本を頑張れたのをよく覚えています。
知識やスキルだけでなく、トレーニング全体をサポートできる、魅力的なトレーナー、指導者を目指していきます!