同じランニングなにの、痩せる走り方ってあるの?

柔軟性、身体の柔らかさが関係してきます。

筋肉には2つの動きがあります。

 

縮める動き → コンセントリック

伸ばす動き → エキセントリック

 

この2つの動きで人の身体の動作は成り立っていますが

どちらの動作の方が、エネルギーを消費してくれるのか?

 

 

縮める動き、コンセントリックは

瞬間的には、多くのエネルギーを消費してくれます。

 

 

 

対して、伸ばす動き、エキセントリックは

継続的にエネルギーを消費してくれます。

 

 

エキセントリックの方が、運動が終わってからも

トレーニング効果を得やすいということになります。

 

ですので、柔軟性が高くて、筋肉を伸ばしながらも使えるという身体は

日常生活からエネルギーの消費が高くなる、ということになります。

 

 

さらに、エキセントリックは糖質や脂質の代謝の促進の機能を高めてくれます。

そして、柔軟性の高い身体は、同じトレーニングでも疲れにくいということがわかっています。

 

 

例えば、階段移動の動作を考えてみると

 

登る動きは「コンセントリック」

降りる動きは「エキセントリック」

 

になりますが、降りの方が動作的には楽ですよね。

 

要するに、基本的には

人間の動作は、エキセントリックの動作の方が

コンセントリックの動作よりも楽に感じるということです。

 

ですので、ランニングでも

柔軟性を使って走る方が、疲れを感じにくいということになります。

 

 

じゃあ、実際にランニングの際に、何を意識して走ると

痩せやすく、疲れにくく走れるのか?

 

 

まず、日本人の身体の特徴で多いのが

胸を含む、前側の筋肉が硬かったり、固まってしまっていて

背中、後ろ側の筋肉がうまく使えていない

 

というお話しを以前にしたと思います。

 

それが原因で、ランニングやウォーキングが前傾姿勢になって

縮こまってしまっている方が多く見受けられます。

 

それを改善していくには

 

まず、頭のてっぺんを「ぐぅー」っと上に引っ張るように

 

イメージとしては、操り人形のように紐でつられている感じで

 

身体全体を上に引き上げていきます。

 

そして、腕の動かし方も

身体の前側で腕を振ってしまうと、胸の周辺が固まってしまうので

胸をしっかりと開いて、腕を後ろに振っていくように意識してみて下さい。

 

 

下半身も一緒です。

 

ももやひざを無理に持ち上げると、前側の筋肉を使ってしまい

ブレーキ筋が硬くなってしまうので

 

どちらかと言うと、

「足を後ろに蹴る」

意識を持つことで

腸腰筋などにも刺激が入り、お尻やもも裏の筋肉を使ってランニングをすることができます。

 

そして、もも前やスネの筋肉が伸ばされる(エキセントリック)ので

疲れにくいフォーム、痩せやすいフォームになってくれることに繋がります。

 

 

これは、普段歩く時にも同じことが言えます。

意識して姿勢よく、身体の後ろ側の筋肉を使って歩く、走ることで

普段あまり使われない筋肉が動かされることでエネルギー消費が高まります。

 

無理に伸ばす必要はありませんが

仕事の休憩の際に、少し伸びをしたり

 

お風呂上がりに軽くストレッチを行って

柔軟性の高い身体を作りながら

 

コンセントリックとエキセントリックの関係を理解して

良い姿勢で後ろ側の筋肉を使うことを意識してランニングを行うことで

 

痩せやすく、疲れにくランニング・ウォーキングを実践してみて下さい!

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