人間の身体の原理

おはようございます。

 

今日は、身体の原理について

生活のワンシーンのエピソードとともにお送りしたいと思います^^

 

 

私の母は、今年で65歳になりますが

健康維持のために、毎朝ロングブレスを行っています。

ちょっと頑固な母は、私がパーソナルトレーナーをやっていても

私からトレーニングを受けたがらないので(笑)

 

数ヶ月前に、美木良介さんの

「ロングブレスダイエット」

の本を買って来たら

 

毎日頑張って継続しているみたいです。

 

 

そして、最近は

 

椅子から片足だけで立ち上がる

ことを1つの目標にしているようで

一生懸命、立ち上がろうとしている姿を見ていました。

 

 

壁などの補助を使ったり

手で椅子を押しながら立ち上がることは出来ても

 

どうしても、足だけで立ち上がることが出来ない。

 

「少しずつ足に筋肉をつけて、立ち上がるんだ!」

 

と鼻息荒い母(笑)

 

 

まぁせいぜい頑張って^^

と私(笑)

 

 

しかし、よく母の動作を見ていると

 

足の地面に着けている位置が・・・

写真のように、ひざ、足首が90度になり

さらに片方の足を、前に投げ出すようにしながら

片足で立ち上がろういとしていたのです。

 

私からすると、それはもしかしたら

「一生立ち上がれないかもよ?」

 

っていうレベルです(笑)

 

足の着く位置が、

身体から離れれば離れるほど

 

身体を動かしたり、コントロールするのに

力が必要になるからです。

 

 

さらに、もう片方の足が、前に投げ出された状態だと

余計に身体を持ち上げる動作にストップをかけることになってしまいます。

足を前に投げだしてしまうことによって

足の重心が矢印の方向に働いてしまうため

 

余計に身体を持ち上げようとする力を

抑えてしまうわけです。

 

 

以前にもお話しした

アクセル筋とブレーキ筋

にも繋がってきますが

 

仮に、母の身体の動きの目的が

「椅子から片足で立ち上がる」

ということでしたら

 

もっと、ももの裏の筋肉(アクセル筋)を使って

かつ、身体の重心移動をスムーズに移行出来れば

すぐに片足で立つことも可能になるわけです。

まず、写真のように

足を着く位置をなるべく身体の中心の近くにします。

ひざも、90度以上に曲げてしまってOK

もう片方の足も、リラックスさせて

無理に上に持ち上げずに、添えておく、くらいのイメージで

軽くかかとを地面から浮かせる程度で準備しておきます。

 

 

そして、片足で立ち上がる時に

頭を前に持っていき、重心を先に前にくるようにして

腕を後ろから前に大きく振って

勢いをつけて起き上がるように

 

母に、この説明をして見たところ

 

一発で、片足で椅子から立ち上がれました(笑)

 

母も、

「あれ?立ち上がれた・・・」

とキョトンとしていました(笑)

 

 

今日、お伝えしたかったのは

 

例えば、トレーニングでも

思い重さのベンチやバーベルが持ち上げられないのは

筋力不足だけではない!

 

ということです。

身体の動かし方、構造の

原理原則を知って、使い方や重心の置き方、移行の仕方を変えるだけで、出来るようになることは沢山あります。

 

自分の身体に、より負荷をかけていくことも出来ますし

怪我のリスクを軽減することも出来ます。

 

トレーニングのメニューや、フォーム

プランニングと一緒に

身体の原理原則も、とみブロで身につけて頂ければと思っています。

 

65歳になる母。

どこまで進化するのか、楽しみです(笑)

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