長期休養後のトレーニング再開時のポイント

実は、昨年12月に約1ヶ月間、広島出張に行っていたのですが・・・

そこでコロナに罹ってしまい

救急車で2回も病院に運んで頂くという壮絶な経験をしました。

 

運んで頂いた救急の方々や、お世話になった広島の病院スタッフの方々には本当に感謝しかありません。

コロナ病棟に勤務されている方々の仕事へ取り組む姿勢は、本当に素晴らしい。

感染リスクが非常に高い中に自ら入っていき

わがままな患者さんにも嫌な顔一つ見せずにテキパキと働かれている姿には頭が下がるばかりです。

お世話になった病棟の方々、どうかお身体ご自愛下さい・・・

 

12月までは、仕事の合間を縫って、社会人チームのトレーニングにも参加出来ており、ジムでのセルフトレーニングもやっていたので

年末に向けてフィジカルコンディションがどんどん上がっていっていたのですが・・・

今回の事で、一気に身体のコンディションが落ちてしまいました(泣)

 

前置きが長くなりましたが

そこで今回は、

 

「しばらくトレーニングから離れたり、トレーニングを再開される際に、まずは何から取り組んだらいいのか」

をテーマにお話ししていきたいと思います。

 

 

一般的には、5日間程度の休養期間までは

ほとんどコンディションや体力への影響は無いと言われています。

一方で、トップアスリートの場合などは

「1日休んだ場合は、取り戻すのに3日かかる」

と言われることもあります。

 

実体験として、私も現役時代は

計画的休養(週1回のオフ)を除いて

トレーニングを休まなければならない時などは、それだけで気持ちが落ち着かなかったりしたものです。笑

週1回のオフも、正直心配な程でした。

 

ただ、適度な休養は、よりパフォーマンスを上げる手助けになりますし、あまりにもトレーニングで自分を追い込んでしまうと

 

「オーバートレーニング症候群」

(厚生労働省HPより2023.1.2時点)

 

と言われる状態に陥ってしまう危険性があります。

 

 

結論としては、トレーニング再開初日は

過度な身体への負荷は避け、

少し長めのジョギングやランニング、ウォーキング等で身体全体を動かし

その後は、それまでご自身が行なっていたトレーニングの7割〜8割程度の負荷のトレーニングを

無理の無い範囲で行うことをおすすめします。

 

例えば、ウェイトトレーニングを行いたい場合、まず始めに


トレッドミルやバイクで30分〜60分程度、ゆっくりと有酸素運動を行いながら、ご自分の身体の状態を確認していきます。

(合間に動的ストレッチを入れてもOKです)

 

その後、ウェイトトレーニングでも

メインの3種目、特に

大きな筋肉の部位を鍛えるトレーニングをチョイスし、Max7割程度の重さを設定し、8〜10回を3セット程度行います。

 

身体に余裕があれば、再度有酸素運動と

トレーニング後の静的ストレッチを行います。

 

トレーニング再開時は、ご自身の身体の「動くイメージ」と、実際の身体の状態のギャップが生じ、怪我等のリスクが高いタイミングになります。

「お、意外と動くぞ」と思っても、様子を見ながらコンディションを戻していく必要があります。

 

当日は特に問題がなくても、数日後に筋肉系のトラブルに繋がったり、関節への負荷や可動域に問題が発生する場合もあります。

 

せっかくトレーニングを再開したのに、怪我でまた長期離脱、といったことのないように、トップコンディションへの回復に向けて、最高のスタートを切って頂きたいと思います。

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