10月28日 第5週目

GKグローブの大切さを感じる

 

私はGKコーチのスタンスとして

GKグローブをつけないGKコーチを貫いてきました。

 

選手にボールを投げるトレーニングでは、指先の感覚が素手の方が、より正確にボールを狙った軌道、場所に投げることが出来るからです。

また、GKコーチは(無理に)グローブをつけなくても、使う場面はないのかなと。

デモンストレーションをする時は、グローブがなくても出来ますし、シュートを受けたり、ゲームに入る時につければ事足りると思っていました。

 

また、GK出身者の自分で言うのもおかしいかもしれませんが・・・

GKって、(良い意味で)ちょっと変わり者だったり、 ドMが人種的に多いように思います。

冷静に考えれば、そりゃそうですよね。

今でこそ人工芝のグラウンドが増えてきてますが、トレーニングはキツく、土のグラウンドでは特に痛い、そして「もう1本!もっとシュート打ってくれ!」と要求していくポジションな訳ですから・・・

 

そんか理由もあってか、GKって「GK独自の世界(仲間意識?)」を作り上げ、『GKはこうあるべき!』みたいな固定観念に縛られてしまうこともあります。

自分自身に対して、「GKもフィールドプレーヤーの一員なんだ、GKも『ゴールプレーヤー(GP)』なんだ」と言い聞かせるためにも、グローブをつけなかったりします。

 

そうすることで、よりFPの感覚に近いGPである、育てるという意識を持ってきました。

 

 

しかし・・・

 

TYキーパー塾をスタートさせて

久しぶりにジュニア年代のGK指導をさせてもらい、本当に反省しました。

 

やっぱり、スクール生って良い所も、悪い所もコーチのことをよく見ていて・・・

うちのスクール生がGKグローブを着けずにプレーしたり、なかなかグローブを着けないんですw(マジか〜!笑)

 

特に、育成年代の選手たちは

キャッチングの技術も未熟で

ボールを掴んだり、弾くときにしっかりと手の形を作ってボールを掴むことが出来なかったり、狙った指でボールを弾いてコースを変えることが難しいです。

そんな時にGKグローブは、そういったハンドリングを助けてくれますし、怪我のリスクを回避してくれます。

 

また、GKグローブって、

私が子どもの時もそうでしたが、GKの憧れのアイテムの1つなんですよね。

なので、GKコーチが良いGKグローブを着けていることって、とても大切なんだなと子ども達に教えられました。

 

素手でシュートを受けて、ちょっと突き指した時に

「ほら、GKグローブの大切さがわかったでしょ?」

「さぁここからはグローブを着けてプレーしよう!」

「とみコーチも、グローブ着けるよ」

 

と、子ども達に声をかけるようにしています。

 

素手でボールを掴むのは

手、指のキャッチの感覚を養うためにとても有効で、個人的にはどんどん素手でキャッチ練習、ディフレクトの練習を行って欲しい所ですが・・・

同時に

「道具の大切さ」

道具が自分を守ってくれる

自分のプレーを向上させてくれるという

「道具に感謝する気持ち」

も育んでいきたいと思います!

 

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