「トレーニングの効果が現れるのは3ヶ月後」説の根拠は?
よく、トレーニングの効果は3ヶ月後からで始める、と言われますが、今回はその理由について考えていきたいと思います。
まず、私が実際にトレーニングしていてもこの「3ヶ月」説は、概ね正しいと思いっています。
正確に言うと、トレーニングした直後と、3ヶ月後の
短期的な効果、長期的な効果
が感じられると考えています。
短期的な効果については、
たとえば、
「合コンにいく前にパンプアップしておかければ(汗)」
と腕立て伏せをがっつり行なってから合コンに向かう若者(笑)
ボディービルダーの方も、大会の出番直前に、ゴムチューブなどので最後の調整を行われていると思います。
筋トレした後は、筋肉が大きくなったり、ついたような感覚を得ることが可能で、もちろんこれはトレーニング効果の一部だと思います。
サッカーでも、体幹トレーニングや軽い筋トレなどを行なってからトレーニングに入っていき、パフォーマンスを高めてくれる効果があります。
では、長期的な効果・・・
これは、どちらかと言うと
・筋肉が大きくなったな〜
・体が一回り大きくなったな〜
・絞れてきたな〜
・くびれてきたな〜
など、視覚的な部分も大きいと思います。
感覚的な部分や即効性に比べて、実際に筋肉が大きくなったり、体の変化に時間がかかるのは当然のことではあると思います。
これは決して、感覚的な部分や、実体験からそう考えているだけではなく、体の構造的な問題もあると思います。
その大きな理由は、食事で体の中に取り入れた栄養素や、細胞分解のスピードで、これは科学的にも証明されています。
特に、皆さんが摂取されているプロテインなどから得られる
「タンパク質」
このタンパク質が体の中に取り入れられ、老廃物として体から排出されるまでがおよそ3ヶ月〜6ヶ月だそうです。
タンパク質は、もちろん摂取した直後から体に必要な成分として使われ始めますが、こういった体の構造上の問題があるようです。
そして、最後に、
「脳からの伝達・指令」
の問題もあります。
簡単に言うと
慣れ
ですね。
トレーニングに慣れていくことで、体の使い方が向上していき、効率よくトレーニングできるようになったり、トレーニングを続けることで、脳が体に「もっと筋肉をつけなきゃダメなんだな」と言うメッセージを送ってくれるようになるのに、個人差などはありますが、時間がかかるということです。
これからトレーニングの計画を立て直していく方は、ぜひこういった体の構造も踏まえた上で、最低でも3ヶ月は継続できるような長期的な計画を立てて頂けると、トレーニング効果を実感して頂けるかと思います。
ファイトです!