「アクセル筋とブレーキ筋」
欧米人と日本人の体の違いについて
ドイツで実際にサッカーをプレーして、すごく不思議に感じたのが
「なぜこいつらは、こんな動きができるんだ?」
と言う素朴な疑問でした。
私は、日本では体は大きい方だったのですが、そんな私よりも
体は大きくごつく、そして俊敏に動ける
選手がゴロゴロいる・・・
これが身体能力の差というやつか。
身体の筋肉のつき方などを見たり、勉強してわかったことですが、答えは
【筋肉のつき方】
が違ったようです。
欧米人は、アクセル筋と言われる、身体の後ろ側の筋肉が発達している。
対して、我々日本人は、ブレーキ筋と言われる、身体の前側の筋肉が発達している。
◯アクセル筋
背筋・お尻・もも裏・ふくらはぎ
◯ブレーキ筋
腹筋・もも前・すね
この差は、一説によると祖先の文化、遺伝の影響もあるそうです。
日本人は、農耕民族で田んぼ畑仕事に前かがみの姿勢が多く、畳に座り、トイレも和式・・・
欧米は、机と椅子での生活に加えて、正座の姿勢などの習慣はなく、トイレも座式・・・
この生活習慣の差が、身体の骨格や筋肉のつき方の差になっていったそうです。
今でこそ、日本も生活スタイルはかなり変わりましたが、今変わったからすぐ身体が変わる、と言える程DNAの影響力は甘くないようです。
SNS関係でも、腹筋を割るようなメニューが多く取り上げられていますが・・・
合わせて背筋などの後ろ側も鍛えてバランスをとってあげなと、腹筋だけが強くなると、身体が前に伸縮で持っていかれ、猫背になってしまう可能性もあります。
そして、難点なのは、
ブレーキ筋は割と鍛えやすいしメニューも豊富ですが、
アクセル筋は鍛えるのが比較的難しく、メニューもブレーキ筋ほど多くはない
というところです。
身体の後ろ側の筋肉
アクセル筋、ぜひ意識してトレーニングに取り入れてみて下さい!