頑張ってトレーニングして・・・
食べたいお菓子も我慢して・・・
自分の身体に投資して・・・
やっと結果が出た!
と思ったら、すぐにリバウンドがきて
元の体型に近い状態まで戻ってしまった。
頑張った時間が、一瞬にしてなかったことになってしまうような感覚に陥りますよね。
なぜリバウンドが起きてしまうのか?
その原因さえ理解していれば、努力を無駄にせずにすむのに・・・
そんな悩みの解決のお手伝いになれば、という内容を今日はシェアしていきます。
そもそも、リバウンドって何なんでしょうか。
直訳すると “ 反動 ” くらいな意味合いでしょうか。
一般的には、
無理な食事制限
を理由に挙げる方が多いと思います。
もう少し詳しく紐解いていきます。
人間の身体には
ホメオスタシス(恒常性)
と呼ばれる機能があります。
これは、例えば体温の調節、
・暑くなると汗を出して熱を放出したり
・寒くなると、身体を震えさせて筋肉を収縮させることで体温低下を防いだり
という働きです。
ダイエットを始めてしばらくすると、「停滞期」が訪れる原因の1つもこの
ホメオスタシスの働きです。
急な食生活の変化は、身体が変化を察知して
元の状態に戻そうとするために、停滞期が訪れるわけです。
そして、我慢できずに食事を一気に戻してしまったタイミングでは
まだ身体がホメオスタシスの働きが発揮されたまま
「飢餓状態のまま」のシグナルが出ているため
かえって元の状態よりも体重が増えるところまで食事を摂ってしまったりするわけです。
これがリバウンドのメカニズムです。
身体は良くも悪くも正直なんですね・・・
他にも、ダイエット中は積極的にトレーニングをしていたが
辞めたとたんに動かなくなってしまい、消費出来るカロリーが
運動している時と比べて少なくなってしまう・・・
食事制限によるストレス、睡眠不足・・・
レプチンという脂肪細胞から分泌されるホルモンも食事量が少なくなると減少してしまい、満腹感を得にくくなる
など、食事制限には、リバウンドの原因となり得る要因がたくさん潜んでいます。
これを知っておけば、単に
「あぁ、私ってなんて意思の弱い人間なんだろう・・・」
と自分を責める必要がなくなります。
身体の自然な本能の機能なんですから。
逆に言うと、トレーニングを少しサボってしまったくらいでは
簡単にはリバウンドはしないので
仕事が忙しくて、ちょっとトレーニングに行けないなぁ
という時期があっても、諦めずにマイペースにトレーニングを再開することが大切です。
そして、リバウンドをしないための方法は
無理な食事制限をしない
一気に全てを求めずに、トレーニングも運動も
少しずつ改善していってそれを習慣にしていくことが大切です。
そのために意識して欲しいのは
食事を
よく噛んでゆっくり食べる
運動は無理のない範囲で
これが大切です。
完璧主義にならずに
少しずぼら、くらいがちょうどいいです。
よく噛んで食事をすることで
満腹中枢を刺激されますし、身体への吸収率もよくなります。
トレーニングも、一気に始めて激しい筋肉痛に襲われ
2日目、3日目に一気に動けなくなるより
軽くでも毎日軽い汗を流せる方が結果的によいトレーニング効果を生みます。
皆さんの努力が、少しでもより良い成果となることを願っています!