マッサージの有効性

筋トレをしていて筋肉痛になると、疲労感を感じやすくなったり、

一時的に動きが鈍くなったりという感覚に陥いることがあるかと思います。

 

そして、疲労を解消するために、マッサージを受けたいと思うことはないでしょうか。

 

筋トレだけではなく、スポーツのトレーニングの現場でも

トレーニングを終えた選手が、トレーナーにマッサージを受けているシーンを目にする機会があるかと思います。

 

 

私も、選手時代、トレーニング前後にケアをしてもらっていました。

 

ここで、気をつけなければならないのが

筋肉の硬さ

についてです。

 

よく、筋肉隆々の方の筋肉を触って

「かた〜い!」

という感想を持つ方が多くいらっしゃいます。

 

硬さ=良い筋肉

 

というイメージを持たれがちですが・・・

 

実は、良質な筋肉は

 

柔らかい筋肉が、力を発揮する時に「キュッ」と硬くなる

 

これが良い筋肉です。

 

 

私が、ドイツでプレーヤーとしてプレーしていた時、

チームメイトにアフリカ系の選手がいたのですが

 

彼らのフィジカル能力の高さは本当に驚かされることばかりで

 

「こいつら、一体どんな身体しとんねん・・・」

 

と、ふくらはぎを触らせてもらったのですが

 

 

まるで、マシュマロ!笑

 

 

プニンプニンでめちゃくちゃ柔らかいんです。

 

本当に驚きました。

 

 

 

話を元に戻します。

 

マッサージ、ケアを受けること自体は良いことだと思いますが

硬くなった筋肉は、単純に柔らかくすればよいと言うわけではありません。

 

格闘家の魔裟斗さんも、インタビューでおっしゃっていました。

 

「毎日、自宅にマッサーを呼んで、マッサージをしてもらっていましたが、コンディションを落としてしまいました。間違っていました」

 

と。

 

 

私も、選手時代は

トレーナーさんに任せっきりでしたが

トレーニングや試合の前は、どちらかと言うと

ストレッチの伸ばす動作を補助されたり

自分で伸ばし切れない部分を伸ばされたりしていたように思います。

 

トレーニング前のストレッチについても

同じことが言えます。

 

あるチームに所属していた時は

トレーニング前のストレッチが原則禁止というルールがありました。

 

私は、ゆっくり時間をかけて、ストレッチをしながら準備をするタイプだったので

最初、慣れるまでは大変でした。

その大変だったというのも、メンタルの部分が大きく

「やらなくて大丈夫かな」

という不安があったため、大丈夫と確信を持つのに

少し時間がかかってしまいました。

 

 

これも、筋肉を伸ばしすぎると(柔軟性を高めすぎると)

逆に怪我につながりやすくなる、というアドバイスでした。

 

実際に、そのシーズンも

大きな怪我なく終えることが出来、

ストレッチも入念にやれば、やっただけ効果があるわけではない

ということが体感出来た経験でした。

 

 

そして、トレーニング後にマッサージ。

これも、疲労具合によりますが

 

「もう少し強くやって欲しいな〜、長くやって欲しいな〜」

 

くらいに感じていましたが、私が無知なだけで

丁度よかったのだと思います。

 

 

この代表的な考え方が

 

揉み返し

 

です。

 

久しぶりに、凝っている肩をつかんでもらったら

次の日に逆にだるくなってしまったり

 

身体をケアしに整体に行ったら

逆にちょっと身体が重く感じるようになった。

 

 

こんな経験がある方は

単にマッサージが身体に合っていないだけでなく

筋肉をほぐしすぎてしまっていたのかもしれません。

 

 

身体がある程度マッサージに慣れているかどうかによっても

マッサージの強度や頻度は調整した方がいいと思いますが

 

やればやっただけ成果が出る、という訳ではないので

パーソナルトレーナーさんに相談をしながら

どの程度の強度、頻度で身体をケアしていくかを

検討してみると、トレーニングのパフォーマンスや

コンディションの調整がうまくいく可能性を高めることが出来るはずです。

 

マッサージ、ぜひ参考にしてみて下さい^^

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